Star Dust ~星のカケラ~
途中馬たちを休憩させるために、森の中で野営をとった。
「な、何考えているのよ。あのセクハラ王子」
シューたちと声が聞こえないくらい離れると、イライラがこみ上げてきた。
護衛だろうかレイの他にも数人の兵士たちがいる。
少ない方なのかな?
リリア国か。
確かグランマの物語はこう。
ある日突然異世界に召喚された高校生 蜜柑。
そこで自分がリリア国を救う天使(アンジェ)だと知らされて……という冒険話、リリア国の王子と蜜柑の恋愛模様も重なって、大人の女性からの支持も熱い。
でも、あんな王子に恋なんてできない。
「ユズ?」
「カ、カーソン隊長?」
いつの間にか大分奥まで来てしまっていたようだ。
でも何でこの人が……
「レイで良いって言っただろう。大丈夫か?シューの奴」
「大丈夫です。それより隊長が護衛離れて平気なんですか?」
「大丈夫だろう。精鋭たちを連れてきているし。それよりここの方が危ない」
へ……?
「伏せろ」
覆いかぶさるように二人は地面に倒れた。
すぐ横に見える黒ずんだ跡。まだ煙が上がっている。
「な、何考えているのよ。あのセクハラ王子」
シューたちと声が聞こえないくらい離れると、イライラがこみ上げてきた。
護衛だろうかレイの他にも数人の兵士たちがいる。
少ない方なのかな?
リリア国か。
確かグランマの物語はこう。
ある日突然異世界に召喚された高校生 蜜柑。
そこで自分がリリア国を救う天使(アンジェ)だと知らされて……という冒険話、リリア国の王子と蜜柑の恋愛模様も重なって、大人の女性からの支持も熱い。
でも、あんな王子に恋なんてできない。
「ユズ?」
「カ、カーソン隊長?」
いつの間にか大分奥まで来てしまっていたようだ。
でも何でこの人が……
「レイで良いって言っただろう。大丈夫か?シューの奴」
「大丈夫です。それより隊長が護衛離れて平気なんですか?」
「大丈夫だろう。精鋭たちを連れてきているし。それよりここの方が危ない」
へ……?
「伏せろ」
覆いかぶさるように二人は地面に倒れた。
すぐ横に見える黒ずんだ跡。まだ煙が上がっている。