Star Dust ~星のカケラ~
小鳥の囀りが聞こえる頃、ユズの熱は落ち着きを見せ始めた。


「さすがジェシーだな」

「いや。ロザリーの用意がいいから」


ジェシーの家は代々国王の侍医を勤めている家系であり、本人も医師としての資格を持っているが、熱いというべきか、戦の方があっているようで、近衛隊に籍を置いている


「じゃ。俺は先に戻る。お前の休暇はもう1日出してあるから」


「…わかった。指導の方頼む」


片手を軽く振りながらジェシーは城へと戻っていった


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