Star Dust ~星のカケラ~

Larmes ~涙~

「…さ?」


「気がついたか?」


薄っすらと瞳を開けると朝日に照らされて輝く銀髪が見えた


「レ…イ?」


「気分はどうだ?」


「…昨日よりは…」


まだ気力はないものの体は昨日よりは軽い


「スープかなにかなら食べられそうか?何か食べたほうがいい」


「…うん。作れるの?」


「…姉貴の家事音痴ぶりはわかってるだろう」


呆れたようなため息がレイの口から零れた。


1ヶ月一緒に暮らしてきた柚子にもそれがわかったのか、思わず笑みが零れる


「漸く笑ったな」



「え?」

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