彼はぺっと

肩に顎を乗せてくる春樹。

「は、春樹…
危な…い……いたっ!!」

なんてこった…
手元がぶれて指切っちゃった…

「絆創膏、絆創膏」

「沙羅ごめん」

私の手を取って血を眺める春樹。

「いいよ!!気にしないで!!」

突然、
私の指を口に持っていった…

「ちょ、春樹!?」

春樹は何も言わずに私の指の血を舐めた…



なんかちょっと
色っぽいなぁ…



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