彼はぺっと

ん……

時計を見ると朝の4時前を指していた。

「まだ寝れるな…」

隣で寝ている沙羅の顔をそっと撫でる。

「ん…春樹………?」

「あ、わりぃ…
起こしたか?」

「うぅん、大丈夫。
今何時?」

「4時」

えー!!と眠そうな顔をして驚く沙羅。

「寝よっか…」

「うん…」

寝ぼけてるのか、
俺の腕を抱き枕にしてまた寝息を立てる沙羅。



「襲うぞ…」

聞こえてるはずもない沙羅に言った…
そして沙羅の頭を抱きしめて俺も眠りにつく。



< 133 / 141 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop