彼はぺっと






沙羅は俺を拾ってくれた。

超他人想いつか…
優しい。一言でとにかく優しい…

風呂に入っていった沙羅の後ろ姿を見送ったらいきなり顔が熱くなった…


今までの主人達は俺を奴隷のように扱った。
物心着いたときからそうだった。
胸にある火傷もそいつらにやられた…

でも…
沙羅は…
別…なんだ…

そんなことを考えていたら瞼が重くなってきて…
10秒もしないうちに深い眠りについていた…

沙羅………

【春樹said 終】
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