彼はぺっと
食べ終わって、片付けも済ませた私と春樹。

ソファに座ってテレビを見ながら寛いでいた。


「沙羅…」

振り向いたら

―――チュッ

「―〜〜!!///」


な!!長い…!!
息が…!!

春樹の服を思い切り握って、力一杯押す…けど…
頭の後ろを春樹の手で固定されて逃げられない…


「沙羅…甘い…」

「春樹……!!」

「ん?」

「ん?じゃない!!」

「あ、ごめん…我慢出来なくて…」

…別に嫌じゃないし、
むしろ離れた時ちょっと名残惜しかった…

「い、いきなりはダメ…」

まだ息の整わない体で春樹の方に頭を預けた。

「わかった」

そう言って頭を優しく撫でる…




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