彼はぺっと
「ミラーハウス?」

「行こ…」

春樹に手を繋がれ、
ミラーハウスに連れて行かれた。

――

「いたっ…」

「沙羅…何回目だよ…」

「だってー」

暗いし、私と春樹がいっぱいいるし…

「なぁ……沙羅…」

―チュッ

リップ音がなって周りの鏡に私達のキスシーンがたくさん映る。
幸い、周りには誰もいない。

「は…春樹…んっ…!!」

また春樹は
私の首に舌を這わせる。

「ちょっ…やめ…
誰か来たら……」

「……」

やっと止めてくれた春樹。
「家帰ったら続きな…
でもこれだけ…」

――チュッ―ペロッ

「―!!」

キスをされて、
唇を舐められた…

先に行こうとする春樹…

「あ…待って!!

ぁいたっ!!」

「ふっ…ばーか」




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