彼はぺっと
【春樹said】
「やったぁピンクだっ!!」
可愛すぎる…
沙羅の喜ぶ顔がもっと見たい。
ゴンドラに乗り、
外を静かに眺める俺達。
夕方のせいか綺麗な日の入りが見えた。
『あと5秒ほどで頂上です。』
アナウンスが流れる。
俺は沙羅の腕を引っ張って
すっぽりと手で顔を包む。
「沙羅……愛してる…」
「わ…たし…も…」
軽く触れる唇。
俺は舌をだして沙羅の口を無理矢理開ける。
逃げる沙羅の舌を追い回すように
激しいキスをする。
「はる…!!」
「まだ…」
胸板を押す沙羅。
どうしても止められない俺。
『もうすぐ到着です
ありがとうございました』
アナウンス空気読め。
仕方なく沙羅を話す…