松本さんのハナシ。
「ごめんなさい!!」
と、頭を下げられました。
「………?」
「ホント、ごめんね?
わたしが皐月のとりまきが来た時、松本サン呼んじゃって…
それで、松本サン殴られたらしいじゃん?何かわたしのせいかなって…思っちゃってさ」
………。
凄く責任を感じていたのか、早口になっていました。
「あ、何かやっぱ怒ってるよね?
ホントに反省はしてるんだよ、あ、別に許してって事じゃなくて…ただ謝りたくて、
あー、出来れば許して欲しいかな?嫌われたくないし。や、でもそんなのわたしの勝手だしね、うん。」
私が黙っていたから、怒っていると勘違いして、焦ったのか又早口になっています。
「でもでも、わたし、とりまきって知らなかったっつーか、その…松本サンをどうにかしようとかないからね
とりまきに協力したわけでわ
「あの!!」
いつまでたっても西田さんの話は終わらないので、話を遮ってしまった。
「私、別に西田さんに怒ってないです。」
「ホントに?」
「西田さんは悪くありませんよ。」
そう言うと、両肩をガシッと掴まれて、
「じゃあ、松本サンとわたしは友達だね?」