松本さんのハナシ。





「フラれますよ。」





絶対、気まずくなっちゃいますよ。





私が皐月くんを好き、なんて…。





「そんな事ないよ!!」





(………え。)





西田さんは私の両手をガシッと掴んで言いました。





「諦めちゃダメだよ!君にはまだ無限大の可能性が広がっているんだ!!」



「………。」



「松本ぉぉお!!!!あの夕日に向かって走るんだぁぁあ!!!!」



「………。」





そう言って西田さんはまだ昼間なのに、走っていってしまいました。





「………。」









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