あなたが探偵?私が助手?





!!!!




後ろを振り返る。





そこには不気味なまでに口角だけを上げて笑う仁子さんがいた。





「何故……私が?」



初めて聞く仁子さんの声。




私は、この声を聞いた事があった。




†††††††††



「由香里♪最近、機嫌よくない?何かあった~?」


「ん?んーとね、新しい友達できたの♪♪」


「ぇー?他校のコ?女?男?」


「女。その人もう二十歳だたって。」


「は?ドコで知り合ったワケ?」


「公園ー。その人日射病でさー助けたのがキッカケで…って、ほら、清香!あの人!」



由香里が手を振る方を見る。



そこには遠目だが綺麗な顔立ちの女の人が立っていた。



「由香里ちゃん。」





†††††††††




< 100 / 124 >

この作品をシェア

pagetop