あなたが探偵?私が助手?
case1
あなたが探偵?
ピリリリリリ……!
「ぅ~ん……」
うるさい!!
ーバンッ
私は目覚ましを止めた。
ぅ~ん……
眠い。
でも、起きなきゃ…
今日ゎバイトの面接だ……
私は重い体を起こし、階段を降りる。
「おはょ~…」
「おはょ、清香。」
「おはょ~☆」
リビングには、お姉ちゃんの守村清羅(モリムラセイラ)と、
妹の守村清亜(モリムラセイア)がいた。
私は3人姉妹の次女で、守村清香(モリムラセイカ)。
3人とも、2つずつ離れている。
私は高校三年。
「清香、今日バイトの面接なんでしょ?」
「うん、まあね。お母さんは?」
トーストをかぶりつく。
「今日、夜勤だから寝てる。」
母は看護士だ。
「ふーん、ごちそうさま。」
食器を片付け、紅茶を淹れる。
食後にはいつも紅茶を淹れる。
なぜか私がその役目になっている。
「清香姉、何であの、バイトなの?」
「時給イイから。」
私が面接に行くバイトはかなり時給がイイ。
なんと時給、1200円
←最初は風俗かと思った。
「でも…やっぱりアナタ、受験生なのに……」
「私、推薦組だから。心配ないよ♪」
そう、今はバイトをしなきゃいけない。
私の家は母子家庭。
父親は女をつくって蒸発。
よくある(?)話だ。
「やっぱり、私が……」
“バイトする”と言おうとした姉を止めた。
「ダメ!清羅姉はトロいんだから!」
トロすぎて何回クビにさせられたのを……
清羅姉は学習していない。