あなたが探偵?私が助手?




「れ~い~ぜ~ん~!!!」



伍未ちゃんの後ろで火山噴火。



向井さん怯え、
桐谷さん興味なしと見て、



そして私は無視を決め込んだ。



うん、
仕方ない。



誤解を招いたのは桐谷さんだ。



私には関係ない。



「アンタ!よくも清香を傷物にしてくれたわね!!」



いや、
違うから。



「純真無垢の汚れなき私の清香を……!!」



いや、
どっちかと言うと私は汚れきっている。



性格悪いし。



え?
そーゆう意味じゃないって?



あぁもう、
突っ込みが
多すぎる。



「あれ?初めてだったんだ。人に鳴く所見せんの。」


「まぁ…ね……」



当たり前だ。
人前で泣くのは恥ずかしい。



私はいまいち桐谷さんが言った言葉が理解できてなかった。



< 55 / 124 >

この作品をシェア

pagetop