あなたが探偵?私が助手?
「れ~い~ぜ~ん~!!!」
伍未ちゃんの後ろで火山噴火。
向井さん怯え、
桐谷さん興味なしと見て、
そして私は無視を決め込んだ。
うん、
仕方ない。
誤解を招いたのは桐谷さんだ。
私には関係ない。
「アンタ!よくも清香を傷物にしてくれたわね!!」
いや、
違うから。
「純真無垢の汚れなき私の清香を……!!」
いや、
どっちかと言うと私は汚れきっている。
性格悪いし。
え?
そーゆう意味じゃないって?
あぁもう、
突っ込みが
多すぎる。
「あれ?初めてだったんだ。人に鳴く所見せんの。」
「まぁ…ね……」
当たり前だ。
人前で泣くのは恥ずかしい。
私はいまいち桐谷さんが言った言葉が理解できてなかった。