あなたが探偵?私が助手?




「葉山さんは?」



葉山葵……



「わからない。アイツは何一つ情報がないんだ。」



そう、
葉山葵。アイツは一つも情報がなかった。アイツが関わっている事件も、解決した事件も、何一つ……



「どゆ…こと?」


「葉山葵。アイツは要注意人物かもしれない。」



葉山葵に関する情報がないなら、
気をつけなければならない。



厄介だな…



「なるべく、葉山さんには関わらない方がいいよね…」



清香が言う。



「あぁ、長谷川さんもだ。」


「雅さん?なんで?」


「長谷川さんは結構危ない事件に首を突っ込んでいて、そっち関係の知り合いもいるらしい。」



長谷川雅。
暴力関係の事件をおもに捜査し、知り合いもいる。
自分の都合がいいように裏で手を回してるって噂があるからなさ…



「なんか…集まってる人、全員やばめ?」


「そうだな。」


「そうだな。じゃないよ!ヤバいじゃん!死ぬよ!?私ら死ぬよ!?」



パニクってる清香。クク…おもしろ……。



「笑ってる場合じゃないよ!?私、まだ死にたくない!!」



必死だな。






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