あなたが探偵?私が助手?
†side:清香†
「清香」
ービクッ…
桐谷さんに名前を呼ばれて、こんなにも胸が苦しくなるなんて……
頬を触って、髪を撫でる桐谷さんを見れなくて、目を瞑る。
桐谷さんが近づいて来るのがわかって、体が石みたいに固くなって、
男のヒトなんて、嫌いなハズなのに、怖いハズなのに……
どうして、このヒトは、このヒトだけは……
拒めないのー……?
桐谷さんが、
一段と、近づいてきた時だったー……