愛LOVE悠‐あいらぶゆう‐
「もうすぐよ、愛」

「うんわかった」

あたしはいじっていたケータイを閉じた。

「ほら!あの家よ!愛!」

ママの指の指す先には、結構立派で、大きなベランダのある家。

今日からあたしの住む家。

もうすぐ、新しいパパに会うのか…

そう思うと少しドキリとする。

確か…

神崎…



「ママぁ?名前…何だっけ…」

「…っあははは!晴彦さんよ。神崎晴彦」

そうだ…。
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