噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
「じゃあ…誰?」

「誰って…何で名乗る必要あんの?」




いや…だって、ここ。私んち。

話が通じないよー。だれか通訳を…。




目の前のテレビでは、宇宙戦争の相手の基地に乗り込み、

ザリガニのような星人と近未来の人間が通訳を通して喋っていた。



『こいつ…!武器を持ってやがるぞ』

『ピー※。!%』



突然現れて…もしかして、目の前の彼は宇宙人?

宇宙人は信じるよ。そうなの?

私が正義としたら、彼が悪。

見た目がキレイなだけに…悪役にするにはもったいない。



お腹に足を感じつつ、黙って彼を見つめていると

彼がダルそうに首を回す。




「おい、突っ立ってないで…菓子の一つでも出せよ。ブータン」

「はい?ぶ…?」




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