噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
しばらくして

椎名ちゃんとタツが戻ってきた。





晴弥は笑顔で玄関に二人を迎えに行く。

「あっれ~。晴弥ご機嫌じゃんか。なんかイイコトあった?」

「いや、別に。コーラ飲みたかったダケ」

晴弥はタツをサラリとかわすと、袋から缶を取り出す。





「小春ちゃん、オレがいなくて寂しかったろ?ハイ、小春ちゃんには特製ロイヤルミルクティ」

タツが笑顔でドリンクを手渡してくれる。

「…ありがとう」

「れ?何か暗いね。晴弥と対照的だよな」

「別に!」





タツからもらったミルクティを飲んだ。

…甘ぁい。

晴弥はこーいうのは苦手だね。

砂糖なしのミルクティが好きなんだもんね。





…晴弥の好きなモノ

嫌いなモノ。

雑誌だけの情報じゃなくて、もっともっと…直接聞きたかったな。




< 156 / 180 >

この作品をシェア

pagetop