噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
その時、テレビから聞こえてくる声。

『避けろっ!ブータンの武器に触れると…あぁっ。バリバリバリバリ…』

ブータン?

敵が持つ長細い定規のような弱っちぃサーベルにあたって、焼け焦げる近未来の人間様。





「さっき、ブータンがマジで襲って来たかと思ったっつーの。ホレ、行って来い。

菓子は何でもオッケー。コーヒーは苦手。紅茶は砂糖入れんなよ」





軽くお腹を足で蹴られ、キッチンへ押し出される。

うぅ…。

なんなのぉ?







なんで私がこんな仕打ち受けなきゃいけないのぉー?

ヒロのそっくりさんは、また寝転ぶと、宇宙戦争を黙って見ている。






夢じゃない。

でもこの現実は…

受け入れ難いよぉ。






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