噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
「小春の隣の部屋が、今日から晴弥くんの部屋だ。案内しがてら、色々話してくるといい。後片付けはお父さんがしとくからな」


お父さん…何でにやけてるワケ?


アイドルと同じ家に住むから、嬉しいのかな。


しかも誓約書書かされたって事は、やたら話しかけちゃダメだし、30cm近寄っちゃダメだもん。


「えーっ。だってダメだもん。誓約っ…えっ…えぇーっ!?」


いきなりヒロに羽交い締めにされる。


「さーて。んじゃ、案内してもらおーか。おじさん、これから世話んなります!」


ヒロは、私を引きずりスーツケースと共に、二階へ上がって行く。


「ひ…ヒロぉ?」


「どこの部屋?」


「こっち…」


自分の隣の部屋を指差すと、ヒロは私から手を離し、扉を勢い良く開けた。


「けっ。小せー部屋ぁ」


私の部屋より、そっちのが大きいんだけどなぁー。



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