噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
「ヒロって、アイドルとの噂耐えなかった人でしょぉ~?どこがいいの」

「噂なんて噂だもん!ヒロがあんな軽いアイドルの子たちと付き合うわけないしぃ」

ヒロの笑顔見るだけで、癒やされたんだからぁ~。




「小春!現実にもっと目を向けてっ」

バシッ!

「椎名ちゃん、痛いっ!」

椎名ちゃんに背中を叩かれ、クラスの中心部を向かされる。



「ほら~。うちの男子も捨てたモンじゃないよぉ?どれにする。右から、サッカー部、野球部、バスケにアメフト」

「やあだぁ!あの子ら、綺麗じゃないもん」




瞬間、彼らが私たちの方を見る。

あ…。

悪気はないんだけど、ね。





クサいとか、汚いとか…そういう意味でもなくぅ。

とりあえず目が合った私たちは、椎名ちゃんと二人…怪訝そうに見てくる彼らを笑顔でやり過ごした。



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