噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
「そーいうワケにもいかねぇの。しばらく居候すっから」

「嫌だぁっ!出てってぇ」



分厚い写真集を手に取り、晴弥に投げつけた。

バシッと晴弥の腕に命中。

「おわっ!何すんだよ、テメー。…っ痛ぇな」

晴弥は、私を思い切り睨みつけてくる。



うわ、マジで当たっちゃった。

あれだけのダンス踊れるくらい運動神経いいんだから、よけてよぉ…。




「あ~あ、血ぃ出てんだけど。

オレの体には、億単位の金がかかってんだよ。…どーするよ、この傷」

「…知らないっ!私の心だって…傷ついたもんっ!

私の心は、clashのヒロしか癒せないんだからぁ」





ドンと晴弥を部屋の外に突き飛ばした。




晴弥は…


よけなかったから、


見事に廊下に転がってた。






…で、部屋の外で


出て来いっ、ブータン!


って…


しばらく叫んでいた。








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