噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
女の人は、その後数時間うちにいた。
リビングでいちゃついてるから、その間私はずっと自分の部屋でおこもり。
こんな毎日が続くと思うと、ウンザリだぁ~。
嫌だぁ~…。
下で玄関扉がしまる音がした。
晴弥は送って行ったかと思ったけど、階段を上がってくる音がしたから、彼女だけを帰したみたい。
一言言わないと、気がすまないや。
部屋の扉を開け、叫ぶ。
「晴弥っ!もう女の人呼んじゃダメだからぁ~っ」
「んなもんオレの勝手だろーが」
「ううぅ…」
「風呂、先入れよ。昨日オレ先入ったし。飯はもう食ったから、いらねー」
そう言って、私に横顔を見せたまま自分の部屋に入ろうとする晴弥。
「待ちなさいよぉ。喋る時は、ちゃんと人の目を見て、…っ」
晴弥の手を引っ張りこっちを向かせようとした。
…ぶっ。
何なの、その顔~っ!