噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
廊下を歩き、少し人気の少ない場所へやってくる。


「もぉっ!離してよー」

晴弥に頭を抱えられてたっていうよりは、無理やり連行された感じ。



「髪ボサボサっ」

他人事のよーに笑う晴弥。

こらぁ~、あんたのせいだっての!




窓ガラスを見て、とりあえず手グシで髪を直す。

もぉー。ホントにボサボサだよ。




「で?さっきオレの年齢言いかけたろ」

「もう言いませんーっ!

それにしても、よく先生ごまかせたよね。何の為に学校に潜り込んでるワケ?」

「何って、ブータンの監視に決まってんだろ?」

「監視!?でもっ、学年違うじゃん。プロフィールには3年って…」




「そ。一応3年のクラスに入れてもらった」

「へー…。学校、通うんだ?

年齢詐…ぎゃっ!」


またしても、晴弥に攻撃されそーになる。


鋭いチョップが飛んで来て、あやうくおでこを叩かれる所だったよ…。




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