噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
ヒロのファンだった時は、タツには目もくれなかった私。

さすがアイドル。実物は、オーラが違いますぅ。

サングラスから覗く知的で優しい瞳に、クラクラ目眩がしそう。





「はい、もちろんです!」

すぐに元気になる私。

「ヒロの事、晴弥って呼んで…違和感ない?」

「いえ…あんまり」

だって、あんなイジワル

ヒロじゃないし。

「そっかー。なら、成功だな」

「…成功?」





「これから単独活動するのに…晴弥、改名しようと思っててさ。ヒロはなんかしっくりこないらしいわ」

「晴弥は…どうしてヒロに…なったの?」

「clashにハルがいるだろ?名前つける時、ヒロがハルとかぶるから…晴弥が自分の名前妥協したんだよな。

晴弥だってハルが良かったみたいだけど、同じグループにハルは二人いらない」

妥協…ねぇ。

あの人に、メンバーを思いやる

そんな優しさがあったんだ。




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