君 の 隣 り
社会の時間眠いし暇だし意味分らんし
私はすごい憂鬱だった
歴史なんて知るかっつーの
私は机に頭を乗せ外を見た
運動場では1年生が体育をしてる
「楽しそうでいいなあ」
そして私は机に頭を乗せながら
神山君の方を向いた
神山君はペン回しなんかしている
私は神山君に話しかけた
「神山君も社会嫌い?」
神山君はペン回しをやめてこっちを向いた
「うん、嫌ーい」
神山君は教科書すら出していなかった
私は時計を見た
「あと2分で終わりだ」
私は教科書をしまう
あと2分で弁当と思うと
お腹が空いてきた