君 の 隣 り




「起立、気をつけ、礼」

「ありがとうございましたあ」

私はあくび混じりで挨拶をし
弁当を取りに行こうと振り返った

すると目の前に神山君が立っていた

神山君は私より少しだけ
身長が高いくらいだから
顔がかなり近かった

「わっ!びっくりした!!」

「だっておどかしたんだもんっ♪」

悪戯そうに笑う神山君

それに対して私は口を膨ませた

そんな私のほっぺたを神山君は
両手で挟んで膨んだほっぺたをつぶされた

「きゃはっ、可愛いっ。なあなあ弁当一緒に食べへん?」

「え…」

「だめ?」

可愛い顔で顔を見てくる

「だめじゃ…ない…」

すると向こうの方から声が聞こえてきた

「裕那ー早くおいでよー」

いつメンが呼ぶ声だ

どうしよ…



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