時を止めたくて
「新しいお父さんってどんな人?」

「そうね…優しい人よ。それでね、政義さんにもね、息子さんがいるのよ。恵子と同じ高校生なんだけどね、弟欲しかったでしょ?」

「弟って…いつの話してるのよ。私もう17よ?そんな昔の話…まぁ否定はしないけどさ」

「ふふふ、それでね。今度4人でお食事でもって政義さんが言ってるんだけれど、恵子はもちろん行くでしょ?」

「もちろん行くわ」

私は即答していた。
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