時を止めたくて
不安もあった。新しいお父さんはどんな人なのか…でもお母さんの楽しそうな笑顔を見ていると嫌な不安は消えていた。

けれど忘れられない。 忘れられるはずがない。 あの日々を…
いや無意識の内に、そう思い込んでいるだけなのかもしれない。

あんなお父さんでも 私の父親なのだ。心の底からは憎めないのかもしれない…

いつかまた出会ってしまうことが、あるのだろうか。


この時の私は知る由もなかった。

偶然と言うには、あまりにも運命的な出会いを
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