俺様男とLOVEリアル
あの二人が話てるだけで苛立って…


仕事の話をしてるだけなのにムシャクシャしてる。

ねぇ…

たぶんこれってさぁ…


そしてまた今日も、



「きゃははは!もう日比野先生ったらぁ〜」


甘ったるい声とアイツの嬉しそうな笑い声。

……ズキッ。

ほら…まただ。


あの二人を見ると心が痛い。

苦しくて辛くて…踏ん張ってないとめちゃくちゃに崩れ落ちそうになる。


「楓…本当にこれでいいの?」

呆れたような、心配そうな…亜季の顔。

「…いい。アイツはあの子を選んだんだから…それでいい。」

「まったく、あんたは…」


そう言って小さく優しいため息を落とした。







< 11 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop