俺様男とLOVEリアル
それから半月ほど経ったある日。


「あ…今日はイヴかぁ。」

偶然見上げた視線の先には…”クリスマスイヴは特別な人と”そんな見出しと共にキラキラと輝くジュエリーの看板。


特別な人…。

私の特別ってなんだろう。


イヴに過ごしたい人って…誰?


気付くと走り出してたんだ。


夢中で走って…無意識に私が向かったのは、



数ヶ月前に来たあのパーティー会場…。


「…っはぁ…はぁ…きつぅ…」


「だろうな。」


…ん??


どこかで聞いたような…恐る恐る振り返ると、



「…え?…なんで…ここに?」


「すげぇ…格好。」

「は?っ…え?」

たっ確かに走って来たから髪はぐちゃぐちゃだし、顔は赤いし、息は上がってるけど…

そうじゃなくて…

「なんで…いるの?」





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