俺様男とLOVEリアル
「…おまえと同じだからだろ」

はぁ…と嫌味なくらいのため息をついて、少し…また少し…私に近づく。


久々に直視したアイツはやっぱりアイツで、


「俺の勝ちだな。」


勝ち誇ったように、自信たっぷりの笑顔。


どーゆーこと?

だって…


「最初から、おまえだけだし。勝手に勘違いして妄想繰り広げて…ったく、いい加減にしろよな。」

その瞬間アイツの中に包まれて…力いっぱい抱きしめられた。


って!

「ちょっと!なにやってんのよ!」

ありったけの力で押しのけて、

「なにって、抱きしめたんだけど?」


当たり前のような顔で、悪びれた様子もないアイツに…





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