私の記憶の中の私 【好きだよ先輩…】
「…か……ゅか…」
二度と開けることのない目を開けた
「ゆか!」
えっ…
なんで?
なんで…
侑矢がいんの…?
「目が覚めたか?」
「えっ?なんで侑矢がいんの?」
「侑矢?誰のこと?」
「えっ?誰?」
「俺だよ?ねぇーちゃん」
え?おねぇちゃん?
「ゆか!」
「お母さん?」
なんでいるの?
「大丈夫なの?あなた…この一年間ずっときをうしなってたのよ!」
えっ?
私が?
「ねぇーちゃん?どぅしたの?」
「夢だったの?」
そんなぁ…
純先輩も翔先輩も侑矢も架空の人物…
「えっ?」
弟が不安そうに聞いてくる
「ぃやなんでもない」