*銀狼-ギンロウ-*

リナ。

「私、リナです」

目の前には同じ年位の女。

「あなた、《飛影》の頭ですか?」

俺は頷く。


いつものように溜まり場に来たら、コイツが突然現れた。


「お前何?」

「私をこのグループに入れて下さい」

ご丁寧にコイツは頭を下げた。

「話が見えねぇんだけど」


「紅連隊って知りませんか?」
「?」

俺は横にいたルイに助けを求める。

「…飛影の天敵グループですよ」

ルイは仕方なさそうに言う。

「私はそこのリーダーの妹です」

「はぁっ?」

俺は驚く。



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