*銀狼-ギンロウ-*
そして、夜。
俺たちにしては少し高めのレストランで夕食をとり俺のマンションに一緒に帰宅した。

で、今。



「…何か緊張すんだけどっ」
恋人同士に欠かせない行為を始めようとしていた。

俺の真っ白なベッドの上で俺たちは向き合うように座っていた。

「ヤバい!!アタシめっちゃ緊張する!何で昔はあんな普通にしてたんだろ!」

紗耶香の顔が真っ赤に染まる。

いとしくていとしくて
抱きしめてしまった。

紗耶香の体は微かに震えていた。


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