突然の恋!?
やっと落ち着いた私。


「美佳ちゃん。
あの子は貴方がいたから、
生きる決意をしたの。
だから自信を持って、
芳樹に頼って欲しいの。」


「生きる決意?」


「私から口止めされていて、
何も言えないの。
けど私は嬉しかった。
あの子がまた生きることを
選んでくれた事に、
そして貴方を芳樹に会わせてくれた
神様に感謝をしている。」


お母さんの目には、
沢山の涙が流れていた。


「私はバカだし、
家も沢山の借金があった。
なのに助けたお礼が、
私と結婚なんて・・・。」


「そうよね。
芳樹はもう必死だった。
私も主人も止める事も、
出来なかった。」


お母さんとドレスを
選びながら話し始めた。
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