キモチを教えて。
「ねぇ、さな今日一緒に―――」


『加藤さん!ちょっと、今…いいかな?』



一緒に帰ろう、さなにそう言おうとした言葉は
同じクラスの中心的の男子、晃君によって遮られた。





「あっ。うん。いいけど…」


『良かった。じゃあ裏庭で待ってる』





そう言い残し、走り去っていってしまった。





『ちょっ!巳夜ー!!これはもしやの"告白"じゃないっ?!』



「…!?さな声大きすぎ!静かに!」




最悪…。さなが大きな声出したせいでクラスのみんなが注目してる。





―――優紫も、見てた…。





< 3 / 9 >

この作品をシェア

pagetop