白い薔薇
面倒だけど、突っ掛かってくるから、相手してやる。
で、そいつらも弱くて。
段々とそれが続いて、いつの間にか有名になってた。
だから、ここらで俺と悠紀斗に逆らう奴はいない。
別に、吹っ掛けられたから、相手してやってただけで、自分からは吹っ掛けない。
面倒くさいし。
なのに、周りは勘違いしまくり。
本当、意味わかんねぇ。
むかつく。
あの、怯えた目が。
あーあ、苛つく…。
「そういや雅樹、知ってるか?今日、転校生来るんだってよ!」
「へー…」
転校生、ねぇ…。
どうでもいいな。
「女かな?男かな?」
「どっちでもいいんじゃね?」