白い薔薇


「黒瀬、夏輝」


素っ気なく。


でも、一応自己紹介はしておく。


「……じゃ、詳しい話は学校についてからしようか」


「はいよ」


楠木に連れられ、車へと乗り込み、そのまま学校へと向かった。


私が今日から通う学校……えーと、なんていったかな……、まぁ、いいや。


私が通う学校は、なんとまぁ、問題児がいるらしい。


どこの高校でもそうだろうが。


なんでも、ここいらじゃ大変有名な不良さんらしい。


別にどーでもいいけど。


でも、楠木の学校は結構頭いいらしいから、それなりに勉強は出来るんだろうな。


つーか、勉強なんかやってらんない…。


一応、アルヴァンファミリーのボスの養女として恥をかかないように、勉強は叩き込まれているのですが。
< 3 / 57 >

この作品をシェア

pagetop