赤い糸のその先には、
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「ま、まゆちゃ………ん」
「どうしたの?!さつき?!」
「ミカゲ先輩に振られちゃった………」
私が教室に帰りフラフラと通路を歩いていると
あわてたように聞いてくるまゆちゃん。
「あ、あのね…………」
私はさっきの事を唯一親友である
まゆちゃんに弱々しく話始めた。
ピク
「なんだって?!」
私の話が終わった瞬間
さっきまでやさしいかわいい表情をしていた
まゆちゃんの顔がいきなり険しくなった。