赤い糸のその先には、
「ちょっと私そいつの所いってくる!!」
「えっちょ?!まゆちゃん?!?!」
まゆちゃんは私に顔だけ向けてそういうと
教室のドアに手をとりかけた。
「まゆちゃん……大丈夫だ「ガラッ!!!!」
私がそうあわてていうのはもう遅く、
まゆちゃんは私の視界から消えていた。
ま、まゆちゃん…………
先輩の名前しらないのになんで…
私はそう思いながら窓の外に目を向ける。
いまさら追いかけても体育オール5のまゆちゃんに
体育1の私が追いかけてもおそいにきまっていた。