キミとの恋の課外授業

省にぃの後についてコンビニの中に入った。


「ソースってこれでいいのか?」

幾つか種類があるソースの中からウスターソースを選んだ省にぃ。


「多分。それでいいと思う」


種類聞いてくるの忘れたと話すと


「なんだよ、それ。間違ってても知らねぇ~からな」

意地悪っぽく言った。

「大丈夫だよ。多分」


ハッキリしねぇなとブツブツ言いながら

省にぃは、店内をウロウロすると、お菓子の棚で足をピタリと止めた。


「どしたの?」って聞くと


「これ、懐かしくねぇ?」


そう言って手に取り見せたのは駄菓子コーナーに置いてあった綿菓子だった。


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