キミとの恋の課外授業
「なぁ、里沙」
「なに?」
「今度、デートしよっか」
「へっ?」
突然のデートの誘いに、ちょっとだけ。
うぅん。カナリ鼓動が飛び跳ねた。
「突然…どうしたの?そんな事言って」
あたしって、なんて素直じゃないんだろう?
本当は、凄く嬉しいのに、素直にヤッターって喜べない。
「もしかして中山くんにヤキモチ妬いたりした?」
からかい半分で、そんな事聞いてどうするって思ったけど
気づいたら、そう言ってたから、仕方ない。
何も言わない省にぃに
「ヤッパ、ヤキモチ妬いたんだぁ~」
笑っていうと「ちょっと、こい」と近くにある公園に連れていかれた。