キミとの恋の課外授業
「照れてない!」
「照れてんじゃん。スッゲ-可愛い」
「なっ…」
可愛いって…。
それだけなのに、胸の奥がキュンとする。
「好きだよ」
省にぃは、そう言うと、またあたしの唇を塞いだ。
さっきとは違う。角度を変えながら何度も繰り返されるキスに
あたしは、立っている事がやっとで
省にぃのシャツをギュウと握りしめた。
ようやく離された唇。あたしは肩で息をして真っ赤になって省にぃを見つめた。
「そんな顔すると、またキスするぞ」
「なっ!?省にぃのエッチ」
思わず手で唇を塞いだ。けど、その手は虚しく省にぃから離され
「何がエッチだ。言っただろう。後で覚えてろって。お仕置きだ。アホ」
そう言ってニヤッと唇の口角を上げて重ねられた省にぃの唇が
あたしの心をドンドン奪っていった。