キミとの恋の課外授業

「恵美!行くよ!」


やってきた2時限目の体育の時間。

あたしは、ササッと体操服に着替え体育館に向かった。

「里沙ぁ~待ってよぅ!」


「早くぅ~!」



早く行かないと、また省にぃが他の女の子に捕まって話せないもん。



「早くぅ!」と、恵美の腕を掴んで引っ張って走り出し体育館に飛び込んだ。



体育館には、早く来すぎたのか?あたし達が一番ノリ。



省にぃは…まだみたい。


「里沙ぁ~慌て過ぎだよ」


ハァ~ハァ~と肩で息して少し息切れしている恵美の後ろから


「お前達、早いなぁ」


聞こえてきた省にぃの声。



< 175 / 243 >

この作品をシェア

pagetop