キミとの恋の課外授業
「恵美!行くよ!」
やってきた2時限目の体育の時間。
あたしは、ササッと体操服に着替え体育館に向かった。
「里沙ぁ~待ってよぅ!」
「早くぅ~!」
早く行かないと、また省にぃが他の女の子に捕まって話せないもん。
「早くぅ!」と、恵美の腕を掴んで引っ張って走り出し体育館に飛び込んだ。
体育館には、早く来すぎたのか?あたし達が一番ノリ。
省にぃは…まだみたい。
「里沙ぁ~慌て過ぎだよ」
ハァ~ハァ~と肩で息して少し息切れしている恵美の後ろから
「お前達、早いなぁ」
聞こえてきた省にぃの声。