キミとの恋の課外授業

俺は、職員室を出る時、もう一度頭を下げて学校を後にした。


少し歩いて立ち止まり、振り返って学校を見上げた。


この学校を去るのは、これで2度目か…。


不思議だよな…。


同じ校舎なのによ。


あの頃の俺と、今の俺。

そんな大して変わってねぇのにな…。


全く違う気持ちでこの校舎を眺めてる俺がいるよ。



「お世話になりました」


そう頭を下げて振り返り


歩き出した…。


ずっと…触れたかった、アイツの元へ。



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