キミとの恋の課外授業

…なのに。。。


「あらぁ、省ちゃん。待ってたわよぅ」


「おばちゃん。ごめん。遅くなった。里沙は?」


「それが寝ちゃってるみたいなのよ。さっきから、起きるように声かけてるんだけどね」


代わりに起こして来てと、料理で忙しそうな、おばちゃんの代わりに里沙を起こしに行くと



気持ち良さそうにグッスリ眠っている里沙の寝顔…


メチャクチャ可愛いんだけど…。



俺はしばらく里沙の寝顔をボーっと見つめた。


長い睫がクルリと上がってる。


サラサラな髪が額にかかり、その髪に触れると


「うぅ~ん…」


と、里沙が目を覚まし

俺の鼓動はドキッと飛び跳ねた。

なのに…俺の頬をペシペシと叩く里沙。

ったく…完璧寝ぼけてるな。どこまで可愛い奴。




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