キミとの恋の課外授業
省吾side



ご飯を食べたあと、里沙の部屋の丸テーブルで向かい合わせに座ってる俺と里沙。



「うぅ~ん…」


「お前なぁ、あんまウンウン唸るなよな?」


「だって。仕方ないじゃん。これって、本当に頭痛くなるんだもん」



「お前が勉強しなかったからだろ?」
俺達の目の前。先日あった数学のテスト。そこに書かれてる点数…35点。


「どうすればこんな点取れるんだよ?」

里沙の額を軽くデコピンすると


「仕方ないじゃなん。省にぃが数学教えてくれないから…」
「俺のせい?」

「うん。省にぃのせい」


「お前なぁ~」


「省にぃが、あたしに教えてくれなかったから…省にぃのせいだもん」




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