キミとの恋の課外授業
少し頬を赤く染めて
「省にぃが、いなかったからじゃん」
俯いて答える顔。それって、遠回しに俺がいなかったから寂しかったって言ってるように聞こえるんだけど…。
「俺がいなくて寂しかったか?」
そう聞くと、余計にまた頬を真っ赤にして
「そんな事…ないもん」
「強がっちゃって。実は寂しかったんだろう?」
「そうじゃないもん」
俯いて、イジケル里沙を後ろから抱きしめた。
「寂しい思いさせてごめんな」
ピクンと固まる里沙。
「許してくれるかな?」
耳元で囁くと、またピクンと反応して
「うん…」
と恥ずかしそうに答える里沙の唇に軽い触れるだけのキスをした。